矛盾を抱えたまま綴られる言葉たち|Only U が「Too Much (feat. MIKADO) 」をリリース
- ドラム師匠
- 5 日前
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Only U は2001年生まれ、横浜出身のラッパー。メロディアスなフロウと繊細な感情の機微を描いたリリックでシーンの注目を集めている。
そんな彼が、和歌山のラッパー MIKADO をフィーチャーした新曲「Too Much」を7月2日にリリースした。プロデューサーは、前作「Chrome Hearts」に続き、韓国人のCozin と再タッグを組んでいる。
今作は、愛情が過剰になるあまり、自分自身の限界を超えた"Too much"な感情をテーマにしている。それは苦しく、誰しもが一度は経験するリアルだ。
Cozin が手がけた内省的なビートは、シンセの残響や空間処理がもたらす浮遊感があり、愛しすぎて傷ついて、それでも離れられない矛盾を"揺らぎ"として音にしている。
「頭痛いね 瘡蓋(かさぶた)になって / 剥がしてしまって心に閉まって」というラインは、心の痛みを身体的な比喩で描いており、Only Uの持ち味とも言えるリリカルな表現力だ。
MIKADOのパートでは、「今ならいけるかもな / 金だけが裏切らない」という現実への距離感が淡々と語られる。ふたりの視点が交差することで生まれる物語の陰影を感じて欲しい。
info
Only U
Instagram:https://www.instagram.com/i_am_onlyu/
MIKADO
Instagram:https://www.instagram.com/_mikado_ss/
text by ドラム師匠
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