実例解説:海外でバズった日本人アーティストたち
- MR.X
- 5月16日
- 読了時間: 2分

なぜ彼らは国境を超えられたのか?
1. KOHH – ローカルの痛みを世界基準に
KOHHは、日本語でラップしながら、世界のアーティストからリスペクトされる数少ない存在。
その理由は、自分のリアル(東京の下町、家族、ドラッグ、貧困)を徹底的に突き詰め、“世界に合わせなかった”こと。
特に注目されたのは、**Keith Ape「It G Ma」**での強烈な存在感。
日本語で吐き捨てるスタイルは、言語の壁を超え「何か分からないけどヤバい」と世界中に拡散した。
ポイント:
英語を話さず、東京のローカル感を突き抜けた。
コラボやMVを通じてグローバルなクリエイターと繋がった。
2. Awich – アイデンティティを武器に世界へ
沖縄出身のAwichは、自分のルーツ(沖縄、女性、母親)を前面に出し、海外のフェスやメディアから注目された。
英語と日本語を自在にミックスし、あえて日本のラッパーが避けがちな社会問題や女性視点を打ち出したことが武器。
ポイント:
海外メディアや国際的プロデューサーとの積極的なコラボ。
自分の文化を堂々と出し、海外から「オリジナル」と認識された。
3. JP THE WAVY – ユーモアとトレンドの使い方
JP THE WAVYは、TikTok世代にも刺さるファニーで中毒性のあるビジュアル、楽曲、ダンスでバズを作った。
特に「Cho Wavy De Gomenne」は、YouTubeだけでなく、海外のリアクション動画から一気に広がった。
ポイント:
英語混じりのキャッチーなワードを使い、分かりやすく世界の入口に立った。
MVのビジュアルやファッションで、世界基準のトレンド感を意識。
【まとめ】
共通して言えることは、彼らは海外に「合わせた」のではなく、海外のフィルターを通しても「光る自分」を磨いていた。
ローカルを突き詰め、世界に「輸出できる独自性」を作ったからこそ、国境を超えられた。
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