HIPHOPでよく聞く「OPP / OPS / PLUG」の意味とは?USラップのスラングを解説
- Yudai Oikawa
- 11 時間前
- 読了時間: 3分

USラップやドリルを聴いていると、**「OPP」「OPS」「PLUG」**という言葉を何度も耳にするはずです。なんとなく雰囲気で理解していても、「正確な意味は?」「なぜラッパーはこの言葉を使うのか?」と疑問に思ったことはありませんか?この記事では、**USヒップホップで頻出するスラング「OPP / OPS / PLUG」**をストリートの文脈込みで、わかりやすく解説します。
OPP(オップ)とは?意味と使われ方
■ OPPの意味
OPP = Opponent(敵・対立相手)主にギャングや敵対するクルーを指すスラングです。
もともとはシカゴのドリルシーンで広まり、現在ではUSラップ全体で一般化しています。
■ ラップでのニュアンス
OPPは単なる「嫌いな相手」ではありません。
敵対ギャング
因縁のあるクルー
ストリート上の“明確な敵”
かなり緊張感の強い言葉です。
■ 歌詞での使われ方
“Smoking on my opps”
“We don’t fuck with opps”
これは 敵を倒した / 敵を完全に否定するという強烈な意味合いになります。
OPS(オプス)とは?OPPとの違い
■ OPSの意味
OPS = Opponents(OPPの複数形)
意味自体はOPPとほぼ同じで、複数の敵・敵対勢力を指します。
■ なぜOPSも使われる?
ラップの語感・韻
フローに合わせやすい
クルー全体の敵を指したい時
など、音楽的理由でOPSが使われることも多いです。
■ 注意点
OPP / OPS は実際の抗争・事件と直結する言葉でもあります。
USでは、歌詞中の「OPP発言」がリアルなビーフに発展するケースも少なくありません。
PLUG(プラグ)とは?意味とリアルな背景
■ PLUGの意味
PLUG = 供給元 / 元締め / つなぎ役
ストリート文脈では主に
ドラッグの仕入れ先
ビジネスの元締め
強力なコネを持つ人物
を指します。
■ なぜ「プラグ」?
電源プラグのように “供給をつなぐ存在”というイメージから来ています。
■ ラップでの使われ方
“My plug calling”
“I got a new plug”
=新しい仕入れ先を確保した / ビジネスが回り出した
という意味になります。
なぜラッパーはOPP / OPS / PLUGを使うのか?
理由はシンプルです。
① ストリートのリアルを表す言葉だから
USヒップホップは実体験・環境・サバイバルが土台。
OPPやPLUGはそのまま生き方の言語です。
② 抽象表現では伝わらない
「敵」「知り合い」では弱い。一言で世界観を伝えられるスラングだから使われます。
③ 聞く側も“分かってる前提”
USラップはリスナー側のリテラシーも前提にしています。
だから説明なしで使われる。
日本のHIPHOPで使うときの注意点
近年、日本語ラップでもOPP / PLUG という言葉は増えています。
ただし注意点もあります。
USと同じ重さで使うと誤解される
実際の抗争を想起させる場合がある
軽く使うと“薄い”と思われることも
言葉の背景を理解した上で使うことが重要です。
まとめ|OPP / OPS / PLUGは“ストリートの言語”
OPP / OPS = 敵・敵対勢力
PLUG = 供給元・元締め・強いコネ
これらは単なる英語スラングではなく、USヒップホップのリアルな世界観そのもの。
意味を知って聴くと、ラップの緊張感やメッセージが一段深く刺さるはずです。










































































































































































































































































































































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