審査員DISじゃなく"名曲"で返す|AOTOが新曲「BIGMAN」で見せた先の景色
- ドラム師匠
- 8 分前
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AbemaTV『RAPSTAR2025』に出演し注目を集めたラッパー AOTO が、12月10日に新曲「BIGMAN」をリリースした。
番組では SELECTION CYPHER を突破し、12名だけが立てる〈フッドステージ〉へと到達。しかし、そこで敗退し、〈RAPSTAR CAMP〉進出は叶わなかった。
一部の出演者が敗退後に審査員をDISする曲を発表する中、AOTO は違った。落選直後の11月2日、楽曲「バイオリン」という“再起の一撃”をリリースしたのだ。
そして続けざまに発表されたのが、この「BIGMAN」だ。タイトルの通り、“でっかく動く”という意志が全編に表れている。大きな HOUSE、大きな CAR、忙しい日々、仲間との絆、恋人との時間。派手にも見えるが、その奥には“俺はもっと大きくなれる”と信じる自信が宿っている。
耳を奪われるのは、喉の鳴りを活かした温かみのある声質だ。親しみやすいフローは、どこか KEIJU を彷彿とさせる。
“Yeah Yeah”“Skrr Skrr”といった掛け声をリズムとして繰り返しながら、この流れで“Big Big”という反復も用いている。それらはただの合いの手ではなく、しっかり意味と願望を宿している。
AOTOには、あの番組に縛られない先の景色が見えている。ファイナルに残った者たちを言葉でなく“良い曲で”見返すという道を選んだ。そこにこそ、AOTO の気品と志の高さがある。
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Instagram:https://www.instagram.com/_aoto____
text by ドラム師匠









































