【独自取材】Bond Vox × 彼岸、同じ熱で共鳴した現場からの一撃!「THE THREE OF BATTLEFIELD」のMV公開
- ドラム師匠
- 6月5日
- 読了時間: 4分
関西の現場を揺らし続けてきたラッパー 煩悩 と 公家バイブス のクルー Bond Vox が、5月23日に1st EP『Bond Vox』をリリースした。
Trap , Hard Trap , Jersey Club , REGGAEなど幅広いジャンルを横断しながら、あえて自らのスタイルを破壊し、再構築する。そんな“攻め”の姿勢が、このEP全体にビシビシと宿っている。
なかでも、最もアグレッシブな楽曲「THE THREE OF BATTLEFIELD」のMusic Videoが公開された。ビートに合わせてフローを変化させる2人のラップは、幾多の現場で磨いてきた対応力が、そのまま多彩さと迫力となって濃縮されている。
さらに注目すべきは、客演として迎えられたフィメールラッパー 彼岸 の存在だ。
MCバトルでも注目を集める彼女は、2人に物怖じするどころか、むしろエグ味のある毒々しいラップで応戦している。
彼岸は埼玉・所沢を拠点に活動していることもあり、この曲ができた経緯が気になった。
そこで今回、公家バイブス にインタビューをし、Bond Voxへの思いや、3人の出会いについて語ってもらった。
◤公家バイブス インタビュー◢

ー 煩悩さんとはどのような関係だったのでしょうか?
公家バイブス:結構付き合いは古くて、同じMCバトルに出て切磋琢磨してきた過去があります。その中で、良いラップをしたい、SKILLを上げたいという共通項がありました。「停滞せず挑戦していきたい」という姿勢が曲に反映されていると思います。
ー 公家さんは様々なクルーで活動していますが、Bond Vox ではどのような音楽性を目指されたのでしょうか?
公家バイブス:Bond Vox は、"ジャンルレスに、ボーダレスにあらゆるStyleを取り込む" を理念としています。なるべく食わず嫌いしないよう、ソロ活動や別クルーとはあえてかけ離れたBeatを選びました。
ー 公家バイブスさんといえばゴリゴリのBoomBap という印象ですが、今回のEP『Bond Vox』では曲調だけなく発声やフローなどいつも以上に振り幅が広くなっています。
公家バイブス:ソロや別クルーで創るものは、当然好きやからその曲調になってるのですが、それを Bond Vox で踏襲しても、新しいものは生まれないと思っています。
煩悩 と共に制作することで、いつもと違う脳で、違うsenseで混ざり合い、Input-Outputが相互に行き交い、どっちにも相乗効果が生まれたら最高やなと思ってます。
ー 客演参加した彼岸さんについて伺います。彼女は、バトルシーンで注目の実力派フィメールラッパーです。どのように出会ったのでしょうか?
公家バイブス:M1NAZUK1 さんが主催している〈バリカタ〉というイベントが渋谷R-LOUNGEであって、自分は" $HO24 & KUGEVIBES"というクルーで大阪から呼んでもらいました。
そこで 彼岸 もLIVEをしていて、自分と同じ熱を感じたので声掛け、意気投合しました。
ー 同じ熱とは具体的にどのようなものでしょうか?
公家バイブス:自分達のLIVEは、曲調の割には泥臭いイメージがやって、やっぱり熱く生きたいし、ヤバいと言わしたい、誰かの心をブチあげたいし、何か灯したいっていう思いですね。
そういう"熱"を如実に表現できるのが、LIVEをする醍醐味だと思っています。
あと 煩悩 は、MCバトルの大会で関東に行った時にすでに 彼岸 と交流があって、「じゃあ曲やろう!」って事になりました。
ー 彼岸さんをフィーチャーするのを、このビートにした理由はありますか。
公家バイブス:現場の縁があったっていうのが1番大きいですね。その日、実は彼岸だけでなく、今回ビートを担当してる KAHO BEATS も声かけてきてくれて出会いました。
彼岸が「Highway」って曲をLIVEしてたのですが、ソレがめちゃくちゃ格好良くて。
KAHO BEATS が手がけたDrillなら良い化学反応が生まれる予感はありました。
本当に現場と音楽が結びついてできた曲です。
ー それを知ると、「THE THREE OF BATTLEFIELD」というタイトルが意味深いです。
公家バイブス:現場での一期一会を大事にしてます。良いマインドとバイブスが合致した人と、合致したタイミングで作ることに合縁奇縁を感じます。
info
公家バイブス
Instagram:https://www.instagram.com/kugevibes
煩悩
Instagram:https://www.instagram.com/bonnou55/
彼岸
Instagram:https://www.instagram.com/_hi._.gan/
text by ドラム師匠
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