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可愛いだけじゃ終わらない|pinponpanponが「Tea Party」で描く甘くて不穏なトリップ感

  • 執筆者の写真: ドラム師匠
    ドラム師匠
  • 1 日前
  • 読了時間: 1分
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日本発のハイパーポップ/J-POPガールズグループ・pinponpanpon ドメ夏、キャサリン、東京ちゃんの3人からなるこのユニットは、カラフルでポップカルチャー的なイメージをまといながら、不穏さと毒々しさをあわせ持つ。ヒップホップをはじめ、さまざまな音楽ジャンルの境界線を軽やかに破壊するそのスタンスは、日本国内にとどまらずヨーロッパでのツアーも敢行するなど、着実に評価を高めている。


そんなpinponpanponが、12月14日に新曲「Tea Party」をリリースした。


オーケストラヒットがけたたましく鳴り響く本作は、次々と歌い手がスイッチしていく構成で、聴き手に考える暇を与えないトリップ感が全開な曲だ。


リリックは「ごきげんよう」という挨拶から幕を開け、「ドンキ、銭湯、大谷、日本のセット」といった極めて日本的なモチーフが次々と提示される。一方で、「Time没有 期すラッシュは don’t do」「愛カンスト椅子降臨」といった意味が掴めない造語も多用され、乗りや言葉の響きが重視されている。


描かれているのは、可愛らしく、まったりとした“Tea Party”の光景。しかし意味が溶け、感覚だけが残る世界観となっている。


そのいい意味での違和感と目まぐるしさが強烈なインパクトを残す楽曲に仕上がっている。



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