釈迦坊主が、分断と混色の先にある"鮮やかな未来"を描いたドラムンベース「RGB」のMVを公開
- Dai Ishikawa
- 16 時間前
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ラッパー 釈迦坊主 は常に"次"を模索し、指し示す存在。ヒップホップという土壌から出発しながらも、その音楽はジャンルに収まらない実験性を帯び、ポップでもあり、ノイズでもあり、宗教的な神秘性すら宿している。
2025年2月12日にリリースされたNewアルバム『CHAOS』では、エレクトリック色を強め、ダンスフロアーで映えるようにキックが強調された音像にデザインされていた。
その中からノイジーなグリッチ音が入り混じるドラムンベース曲「RGB」のMusic Videoが公開された。
本作は、音の中に光が埋め込まれているようだ。「RGB」とは、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)という光の三原色を表し、「赤=罪」「緑=祈り」「青=空」に象徴させている。
冒頭では、廃校、老人の貧困、援交、闇バイト、テロといった日本社会の闇や、人間が持つ醜さが断片的かつ生々しく並べていく。まるで情報が渦巻くSNSのタイムラインのようだ。
それらを見つめながらも、最終的には混ざり合って「鮮やかな色」になると歌う。それは彼の祈りであり、他者と共に生きる人間の本質であり、分断と混色の先にある“鮮やかな未来”を示している。
映像は、堀田 鈴太郎がGCを駆使して都市の破壊と再生を描写している。1人で作り上げたとは思えないクオリティなので、ぜひチェックして欲しい。
nfo
Instagram:https://www.instagram.com/shakaboo2/
text by ドラム師匠
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