これは貧乏人のためのアンセム|京都のラッパー FANI が、笑うほどポジティブなアルバム『Out the貧乏』をリリース
- ドラム師匠
- 3月30日
- 読了時間: 2分

芸人 ひょうろく のようなキャシャな身体
放たれる力強い言葉
全てを悟っているのか?何も考えていないのか?
判別不能な屈託のない笑顔
可愛さとイビツさ
素直さと変態性
それらがドロッと入り混じる生命体
それが京都のラッパー FANI だ。
2024年にYouTubeで公開された楽曲「人生最高」が5万回以上再生され、強烈なインパクトを残す。
母親が作った借金で貧乏暮らしを余儀なくされ、物心ついた時には父親が代わり、ガスや電気が止まっても、バカがつくほどポジティブに歌ったことで共感を呼んだ。
そんなFANIが、待望の1stアルバム『Out the貧乏』を3月29日にリリースした。客演は彼のファンと友達で、プロデューサーは faction studio が担っている。
テーマは「底辺からマイク一本で這い上がる」
これは、貧乏人のためのアンセムだ。
正直すぎるほど赤裸々なエピソードを、難しい言葉を使わずに伝えるストレートなメッセージは、リスナーの感情の真ん中をわしづかみにする。
歯が痛いことですら魂の叫びに変える楽曲「奥歯痛い 保険証ない」、これでもかとリフレインする楽曲「できるできる」。それ以外にも、叫ばずにはいられない楽曲が詰まっている。
このアルバムが発売される3月を機に、週6日働いていたアルバイトをすべて辞め、音楽一本で食べていく決断を下した。Xにはこんな言葉が残されている。
「音楽のことだけを考えて生きたいと心の底から強く思いました」
このピュアな想いで、「Out the貧乏」できるのか?
滞納した税金を払い、保険証を手にし、奥歯を治せるのか?
そのリアルな物語を、見届けてほしい。
FANIからのコメント

日本のみなさんこんにちは!
最高のチームを手に入れました!
今年いただきます。
info
Instagram:https://www.instagram.com/orega__fani
text by ドラム師匠
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