結局の所、MV制作費用はいくら?ミュージックビデオの業界を詳しく解説
- Yudai Oikawa
- 2 時間前
- 読了時間: 4分

「ねぇ、ミュージックビデオっていくら取るの?」
これはミュージックビデオ制作に関する、最もよく聞かれる質問のひとつです。あなたも一度は考えたことがあるかもしれませんし、実際に人に聞かれたことがあるかもしれません。
結論から言うと── 「状況による」 が答えです。
「え、なにそれ?」って思いますよね?
その前にページを閉じず(笑)
理由を説明します。
映像制作を始めたばかりだと、一定の料金設定をしている人に出会うこともあります。
アマチュアからプロの制作会社まで、料金体系はバラバラです。ある人は「日当」で請求し、ある人は「パッケージ料金」、また別の人は「制作規模ごとの固定費」で設定しています。

よくある撮影パッケージ料金の問題点
パッケージ料金って、一見わかりやすそうに見えて、実際は「どんな作品にも同じテンプレで対応します」という宣言に近い。
作品って本来、曲の世界観やアーティストのキャラで必要な要素もまったく変わるのに、「●●円パッケージ」でまとめると、その多様性が全部潰れてしまう。
パッケージが存在する理由はシンプルで、制作側の都合なんだよね。
準備も見積もりも簡単で、利益の計算もしやすい。ただ、それは制作側の都合であって、クライアント側からすれば「要らないものにお金を払う」か「必要なものが含まれてない」のどちらかになりやすい。
とくにMVは世界設定・照明・ロケ・演出・CGなど、必要なものが作品ごとに全然違う。
パッケージはその複雑さを無視した“雑な値付け”と言われても仕方がない。
ミュージックビデオは、色んな部分にお金がかかる。
理由は、プロダクションには多くの要素が関わるからです。
撮影クルー
照明
ロケーション
美術
キャスト
ポストプロダクション(編集、カラー、VFX 、CGなど)
例えるなら、家を建てるのに似ています。
「どんな家が欲しい?」「予算はいくら?」
これ次第で、出来上がるものはまったく違いますよね。
ミュージックビデオも同じで、設計図(企画)がしっかり描かれていないと、必要な素材もコストも分かりません。
ミュージックビデオの費用を算出する方法は大きく2つあります。
先に予算を決めて、そこに合わせて企画を作る
企画(コンセプト)を先に作り、それに必要な予算を算出する
多くの場合、この2つは相互に影響し合いながら決まっていきます。 だから、僕は「ビデオを作りたい」と思っていて、「ビデオっていくらかかりますか?」と聞くことが、相手の時間を無駄にする質問だと今は分かります。
では、ミュージックビデオの依頼はどう進めればいいのか?
以下は、あなたが撮影してほしい監督やプロダクション(ビデオグラファー/制作会社)に伝えておくべきポイントです。これを共有することで、ミュージックビデオ制作のスタートがシンプルかつスムーズになります。
もし自分の曲の映像制作のイメージがわかない、予算がまだはっきり分からないなら、「35万円~50万円の間」とか「大体100万円~200万円くらい」という形でもOKです。または、具体的にどんな企画なのか、イメージ材料があることを伝えれば見積もってくれるでしょう。
ざっくりでもレンジを伝えることで、制作側はあなたのプロジェクトの規模を判断し、それに合わせて最適なクリエイティブ提案ができます。
まとめると、「ミュージックビデオはいくらかかるの?」という質問は、多くの人が思っているよりもずっと複雑です。
もしあなたが新進アーティストで、「さあ、始めよう」と思っているなら、このプロセスは 混乱することもあるでしょう。
この情報が、あなたがこれからより大きな、より良いミュージックビデオを作っていく上で役立つことを願っています。質問があれば、いつでもご連絡ください。
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