KNTMNL 、「梟」のパフォーマンス動画を公開 ｜ラップは自分の居場所を奪い返すための手段

名古屋をベースに活動するアーティストのパフォーマンス動画を次々と輩出する〈Link in Tokai〉、通称〈LiT MIC〉シリーズが大変なことになっている。

先日、ラッパー 143 のパフォーマンスに驚かされ、当サイトでも紹介したばかりだが、さらに強烈な一撃を叩き込んできたのが KNTMNL（ケントマニラ）だ。

フィリピン・マニラ出身で、焼けたような野生味ある声質が特徴だ。緩急をつけた構成と、英語と日本語をミックスさせた確信的なリリックに惹きつけられる。原曲は、2024年の初頭にリリースされた一曲で、〈LiT MIC〉で披露されたパフォーマンスは、まさにその原曲への「再挑戦」と言っていい。

リリックに込められた怒りと誇りは、ただの自己主張ではない。彼にとってのラップは、自分の居場所を奪い返すためのリアルな手段だ。だからこそ「Respect奪うで、無理矢理」というラインが生々しく響く。

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text by ドラム師匠