◤インタビュー◢ Authorityが、2年越しのNewシングル「 Gifted」をリリース
- ドラム師匠

- 14 分前
- 読了時間: 5分

MCバトルで名を轟かせるラッパーAuthorityと、ヒップホップを軸にUKサウンドやクラシックなど多彩な音楽性を横断するプロデューサーGOLD DIGGA。
5月24日には、2人名義の2曲入りシングル「Gifted」がリリースされた。
本作は、2人が出会った当初から約2年もの歳月をかけて制作された特別な作品だ。“理解されたいのに理解されない”という孤独や葛藤をテーマに、不器用ながらも夢を追い続ける感情をリアルに描いた作品だ。 Authorityによる繊細なリリックと、GOLD DIGGAによるダイナミックなトラックが交差したことで、深みある作品に仕上がっている。
さらに、カップリング曲「Gift」では、同じメロディをベースにしながらも異なる視点で再構築。クラシックをルーツに持つGOLD DIGGAならではの繊細なアレンジによって、「Gifted」と対になる世界観が表現されている。
今回、AuthorityとGOLD DIGGAにインタビューを実施した。2人の出会いから、「Gifted」が完成するまでの2年間の経緯、そしてプロデューサーから見たAuthorityの魅力について話を聞いた。
◤インタビュー◢ ー 2人の出会いを教えてください。
Authority:出会ったのは2024年ですね。〈03- Performance〉から公開された炒炒くんの「Night Dream」がすごい好きで、プロデュースがGOLD DIGGA(以下DIGGA)だったので、インスタグラムにDMを送りました。そしたら、"BBQもできるからスタジオに遊びに来なよ"って誘ってもらいました。
これまでプロデューサーとご飯行く機会はなかったんで、飯食いながらお互いのことをちゃんと分かり合うみたいな時間を作れたのが印象的でした。
GOLD DIGGA:うちのスタジオは、もうラッパーのタコ部屋みたいになってます 笑。エンジニアも住み込みでいるので、ビートを作りながらレコーディングも同時進行でできます。スピーディーに制作できるのですが、それゆえに、"本当にいい作品って何か?"ってことを見失わないように、話す時間とか共有する時間を大事にしています。
ー その出会いから作品のリリースまでに2年もかかったのはなぜですか?
Authority:そうですね、単純になんか迷走していました。DIGGAさんとは色々なビートで10曲ぐらいセッションしたんですけど、自分の中であまり納得できるものができなくて。1発目に録ったのが「Gifted」でしたよね?
GOLD DIGGA:そう。出会って2日ぐらいほぼ寝ずにずっと喋って、そのまま制作を始めました。ベースとなる部分は、あの日にほぼ完成していました。
Authority:「Gifted」に関して、当時は、もうちょっと揉み込んだ方がいいんじゃないかって思ってたんです。でも、2025年のワンマンLiveで披露したら、お客さんのリアクションが予想以上に良くて。「リリースいつなの?」みたいなDMも結構もらったので、そろそろ発表したくなってDIGGAさんのスタジオに行きました。 ビートも2〜3回ぐらい変わってるんですけど、その時にDIGGAさんが提示してくれたのがあのビートで、自分のイメージと合致してて、もう早く聴いて欲しいってなりました。
GOLD DIGGA:そこからの作業はめっちゃ早かったよね。笑
ー リリックは、2年前から変化したのでしょうか?
Authority:細かい部分での足し引きはしてたんですけど。最終的には元の形に戻った感じです。
ー 2年という時間は、必要な時間だったということですね。
GOLD DIGGA:この期間で、僕もAuthorityも、人間的にも音楽的にもたぶん成長できたので、やっとアウトプットできるタイミングだったのかな。僕って2ヶ月ごとぐらいにスキルが変わるので、本当このタイミングだったからこそ出すことになったんだなという感じです。
ー リリックについてお聞きします。あの曲から"理解されたいけど、理解されない寂しさ”が滲み出ています。そのような思いをいつ頃から感じてたのでしょうか?
Authority:小さい頃からですね。学校行事とかで団体行動すると、自分だけなんでか分かんないけど言う通りにしたくなくて。結構さらし者にされていました。
"自分が理解してもらえない"のか、それとも"理解してもらおうとしてない"のかどうなんだろうってDIGGAさんと話し、自分のパーソナルな部分に向き合ってもらいました。
▌当時は、自分の弱さとか傷口を見せる勇気がなかった
GOLD DIGGA:めっちゃ話したね。僕から見て、この2年でAuthorityが自信がついたなと感じます。やっと"俺は俺でいいんだ"っていう部分を表に出せるようになったのかなって。当時は、思ってることとか、感じていることを全部隠してるというか、どんだけ鎧を身にまとってんねん!っていうぐらいガードが硬かったです。それがいま全然なくなりました。
ー それを聞くと、逆説的な意味である「期待なんてしてないよ」というフックを堂々と歌えるのも理解できます。
Authority:そうですね。確かに作ったものの、あんまり聞かれたくないって当時は思ってたかもですね。自分の弱さとか、傷口を歌詞にして見せる勇気がなかったですね。
GOLD DIGGA:やっぱり音楽だからこそ、自分の弱いとこを見せて、消化して、次にステップアップしていけるものだと思うんですよ。ヒップホップカルチャーの中では、弱いところを見せるナード寄りな表現って、ここ最近やっと出てきたんだと思います。
そこが一番Authorityっぽくて、こういう部分があるからこそ、また強く言えると思います。
日本人ならではの慈しみの文化というか、隠すことに美しさがあるような。そういうのをヒップホップのリリシストとして表現するのが日本人らしいと思うし、それができるのがAuthorityの良さだと思います。
ー 日本人らしい情緒的なところで言うと、2曲目の「Gift」のビートがクラシックな要素も取り入れた繊細なアレンジになっています。
Authority:「Gifted」と「Gift」は同じ歌詞でもビートによってシチュエーションが変わります。それもDIGGAさんのビートの技術があってできるものなので、2バージョンのセットが気に入ってます。
ー 最後に、この作品どんな人に届けたいですか?
Authority:人と合わせることが難しい人ってたくさんいると思います。個人主義な寂しがり屋っていうんですかね。そういう矛盾した生き方をしてる人が、ヒーローを求めた時に聴いてもらいたいですね。不登校の人にも聴いてもらいたいです。
GOLD DIGGA:最近の若い子を見てると、あの人と同じことができないから自分はダメなんだって思いがちですよね。でも、そうじゃなくて、自分はこれでいいんだっていう自信をつけてもらいたいです。
info
Authority
Instagram:https://www.instagram.com/5_autho_5/
GOLD DIGGA
Instagram:https://www.instagram.com/6olddi66a
text by ドラム師匠





































































































































































































































































































































コメント