
HIPHOPカルチャーへのRESPECTが感じられつつも、多彩なアプローチで高い音楽性を表現する「aTTn」。HIPHOPの他ジャンルをも吸収するサンプリング文化を現代的解釈で再構築していくような楽曲を多数発信しているレーベルから「TAKUMI / gotta bounce」がニューリリース。
1.BIG GEMINI
BoomBapリズムの上に展開されるオルタティブな構成は、初めはシンプルに感じつつも聴けば聴くほどにその中に沢山の音楽性が染み込んでいる事が感じられる。
US,UKシーンのアーティストでも昨今はオルタナティブな楽曲が増えているので、そういった楽曲が好きな人にも入りやすい楽曲になっている。
鬼気迫るメロディ展開と浮遊感あるフロウが絶妙なバランスで楽曲を高めている。
2.summer blues
SOULの香りがブルージーなギターに漂うChill Sound。イントロからソウルな声ネタとボーカルが心地よく溶け合う中に、鋭くも優しいギターと共にバースが展開される。
チルにまったりしながらも、フロウがグルーヴィなノリを作っている。
ソウルサンプリングの次世代解釈なアウトプットでネオソウル好きにもおすすめです。
3.with them
90’s好きにも届きそうなメロディ展開に、聴きさわりの柔らかいのにILLなビートが溶け込み、洋楽好きも射程圏内のバイリンガルフロウ。こちらもシリアスさと心地よさが共存した楽曲となっている。EP通してHIPHOPカルチャーを軸にしながら、現代的なアウトプットで、TRAP,DRILLシーンとはまた一味違うHIPHOPの進化を感じられる作品へと昇華している。
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