洗練させず雑味を残したチャンポンサウンド|カメレオン・ライム・ウーピーパイが「 Growing」のMVを公開
- ドラム師匠
- 1 日前
- 読了時間: 1分

カメレオン・ライム・ウーピーパイ(以下CLWP)は、オレンジヘアがトレードマークの Chi- によるソロユニット。仲間である Whoopies 1号・2号 と共に、楽曲制作やライブ活動にとどまらず、MVやアートワークなど、すべてのクリエイティブをセルフプロデュースする次世代型アーティストだ。
2019年12月の初シングル「Dear Idiot」以降、国内外のフェス出演やコラボレーションを重ね、2024年には2年連続で『SXSW』に出場。今や、国境もジャンルも軽々と越えていく存在感を放っている。
そんな彼女たちが、待望の2ndアルバム『Whoop It Up』を4月25日リリースした。そして、アルバムから6曲目となる「Growing」のMusic Videoが公開された。
この曲は、ブルースギター、JAZZやSOULが色濃く混ざり合い、ざらついたローファイの質感が全体を包み込む。洗練させず雑味ある音作りが、CLWPらしさを際立たせている。
「明るい未来 もう裏切ったな」
そんなリリックから始まるこの曲は、"成長"という言葉に対する懐疑と皮肉あり、苦笑いしながらも前に進もうとする意志が込められている。
特に「Growing 幸せになるごっこ」と歌うHOOKは、素直になれないもどかしさがそのまま表現されている。
モヤモヤした思いを抱えている人が、ここままもでいいと肯定できる一曲。
info
text by ドラム師匠
Comentários