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執筆者の写真ドラム師匠

【独自取材】week dudus が、ブッ飛んだ展開をみせる「zundoko」のMVを公開|プロデューサーが語った制作過程





GOLD DIGGA が主宰するプロジェクト・New Young City の楽曲で、声を極限まで潜ませ機微な感情を表現していたラッパー week dudus が、新しいMusic Video「zundoko」を公開した。


タイトルから分かる通り、ドリフターズの名曲「ズンドコ節」を大胆にサンプリングしたトラックだ。


彼は、8月9日にコンセプトの異なるEPを3作同時リリースしており、RhymeTube が全曲プロデュースした『Fu-SHA<ⅰ>』 、GOLD DIGGA が全曲をプロデュースした『Fu-SHA<ⅲ>』、 そして様々なアーティストがプロデュースした『Fu-SHA<ⅱ>』の中に収録されている。


week dudus が得意とする軽妙な語り口から始まるが、曲が進むにつれ合いの手が荒々しい息づかいへと変わり、「普通なんかおもんない」「全部持ってく」と力強いメッセージが露わになっていく。イントロからは想像もできない野生味があって、大胆かつ攻撃的な作品に仕上がっている。


プロデュースは KUVIZMDaydroom による新ユニット・VUFF が手がけているため、KUVIZM に曲の制作過程や VUFF について質問を投げかけた。




KUVIZM ショートインタビュー ◢


ー プロデューサーユニット・VUFF はどのように結成されたのでしょうか?



KUVIZMDaydroom は元々バンドのベーシストとして活動しており、ふくりゅう氏の紹介で交流が始まりました。 そのバンドのリミックスを私が担当したことで交流が深まり、制作面でも意気投合してビートメイクの共作をするようになりました。


ベーシストというバックボーンがあるため、ベースパートとドラムパートを作る際のセンスとスキルが特に高いです。





ー 「スンドコ節」を大胆に取り入れ、合いの手を効果的に用いた楽曲になっています。これは誰のアイデアでしょうか?



KUVIZM私のアイデアで、ビートの構築は Daydroom が担当しました。 某昭和歌謡曲をサンプリングした同じような手法で、ラッパー FRANKEN の楽曲「Story」のビートも制作しています。



ー 懐かしさのあるイントロとは異なり、荒々しい息づかいへと変わる後半では全く印象が変わります。この展開は最初から想定されていたのでしょうか?



KUVIZMweek dudus によると、「フィーリングで…」とのことです。



ー 制作時のエピソードがあれば、教えください。



KUVIZM: 一度は別のリリック、別のフローでラップがレコーディングされ、ミックスも行い、完成していました。しかし、week dudus の意向により、全く新しいラップで作り直されたのが今回のバージョンです。


week dudusのラッパーとしての矜持、こだわりを感じました。 なお荒い息づかいへと変わる展開は、元のバージョンにはありませんでした。



info



week dudus



KUVIZM



Daydroom(井嶋素充




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